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親子おでかけイベント
Feature article crafted from the perspective of Luntan
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赤ちゃんと楽しむお出かけ Vol.1
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2016
なんでも家族みんなで楽しみたいママ、パパ!赤ちゃんと一緒にクラシックコンサートはいかが?街中が音楽にあふれるクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2016」に、赤ちゃんと出かけてみましたよ。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は、東京・有楽町にある東京国際フォーラムで毎年ゴールデンウィークに開催されています。有料のコンサートだけじゃなく、無料のコンサートやクラシック音楽にまつわるイベントなど、開催期間中はその界隈がクラシック音楽に包まれています。東京以外でも、新潟やびわ湖(滋賀)でも開催されているんですよ。
今回は「0歳からのコンサート〜水辺のピクニック」を聴きに大きなコンサートホールへ。会場には赤ちゃん連れのママ、パパがいっぱい!ベビーカー置き場に授乳室も、特別に設営されています。ほとんどの赤ちゃんがきっと、初めてのクラシックコンサート。少し緊張した面持ちなのは、赤ちゃんだけじゃなくて、ママ、パパも同じです。
広いコンサートホールはほぼ満席で、オーケストラのみなさんを迎えます。赤ちゃんは、続々と舞台に降り立つ黒い服の人たちを興味深く見つめたり、コンサートホールのきらびやかな照明を不思議そうに見つめたり、キョロキョロキョロキョロ、忙しそうです。
さあ、コンサートが始まりました!演目は「スメタナ:モルダウ」と「チャイコフスキー:バレエ 白鳥の湖 op.20から」。聞き覚えのある有名曲、さらに曲の解説をしてくれるお姉さんのナレーションのおかげで、普段、クラシックを聴く機会のないママ、パパでも音楽の世界にどっぷり浸かることができます。赤ちゃんは、舞台や舞台脇に設置されたスクリーンの映像を見つめて「何が始まったの?」という様子。赤ちゃんですから、演奏が始まったからといって静かに鑑賞するわけにはいきません。興味津々に周りをくるくる見渡したり、いつもと違う雰囲気に泣いちゃったり。とはいっても「0歳からのコンサート」なんですから、赤ちゃんに大人しくなってもらおうと焦ってあやす必要はありません。ママ、パパたちは赤ちゃんに話しかけながら、一緒に音楽を楽しむことができます。オーケストラのみなさんも、そんな普段とは違うにぎやかな雰囲気を楽しみながら演奏しているようでしたよ。
20分も経つと、アレアレ…?座席にいるのが飽きてきたようで、赤ちゃんがぐずぐずぐずり始めました。仕方ない、抱っこしてホール出入り口らへんで鑑賞することに。通常のコンサートでは絶対にできません。気兼ねすることなく、赤ちゃんに我慢させることなく、自由に鑑賞できるのは嬉しいですよね!
さてさて、45分間のコンサートが終了。無事に終えることができてホッとした安堵感と、赤ちゃんと初めてのクラシックコンサートを聞けた充実感と半々の気持ちでしたが、あー楽しかった!きっと、思い出としてずっと残ることでしょう。赤ちゃんは覚えてくれはしないでしょうけど、でも素敵な演奏から何かを感じて、これからの成長のどこかに組み込まれていく、かもしれません。大きくなったときに「赤ちゃんのときに一緒にクラシックコンサートを聴きに行ったのよ」って、お話しするのを楽しみにしときましょ。